サケ定置網漁が北海道で記録的不漁について


近年水産物は不漁続きです。スルメイカ、サンマ、カツオと日本になじみの深い大衆魚の水揚げが激減し高騰したまま高値推移で、庶民の味は消えようとしています。そして2017年は秋サケまで記録的不漁となっています。昨年の3分の2、かつての8分の1とまで言われています。

ここで問題化されているのはイクラの値が高騰し、各地でサケの乱獲や盗難被害が出ているということ。

この不漁に理由についていつも思うのは、黒潮の蛇行だとか、海水温の変化、温暖化、気候変動などの自然現象が挙げられています。しかし実際はどうなのか考えます。自然の変化は周期的に起ったり、突発的に起ったりしています。自然現象も理由にはなりますが、もっと大きいのは乱獲ではないかと思います。かつてニシンにわいた北海道ではニシン御殿が建ったほど獲れました。数の子目当てに獲りつくした結果ニシンは北海道では獲れなくなりました。前述のスルメイカ、サンマ、カツオにしても過去には日本の独占漁獲だったものがここ近年は中国、台湾や東南アジアの諸国が獲りはじめ日本の漁獲量は激減しました。現状のまま続けると、スルメイカ、サンマ、カツオの個体数は減る一方で、今後豊漁は無いとまで言われています。

一方サケも同様で。北海道より北のロシアの海域では10年ほど前から漁を始め、ここ数年前にピークを迎えるほど獲っています。このサケは日本にも輸入されていました。このように、日本だけでなく諸外国が獲りはじめたことにより漁獲量が減っているのが最大の要因だと思います。

かつて日本は世界中の海で魚を獲りつづけ、各国に漁法を教え、獲れた魚を日本に輸入していました。しかし近年は健康食ブームもあり、魚料理が見直されはじめ欧米での消費が一気に増えました。更に経済発展を続ける大きな国が、日本の為に獲っていた魚を、自分たちで獲って消費、販売するようになっています。

この現状を見ると不漁の原因を自然現象で片づけるのではなく、漁業先進国の日本が主導し、今後は魚を増やす漁業を推し進める必要があると思います。また漁業は外交並みに問題定義と解決しないと、漁業の火は消えてしまいそうです。


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